冬にボスウェリアサクラを生長させてみた記録です
2021年12月に播種して発芽に成功したボスウェリアサクラ Boswellia sacra(フランキンセンスの木)のその後です。
播種当時の様子はこちら
12月の播種だったので、温室内で育成しており、同じ頃に播種したオペルクリカリアパキプス、コミフォラモンストローサとともに、寝かさずに冬越しさせようと思っていました。
…が、見事に全員寝てしまいました。
だいたい2月くらいまでは起きていたんですが、その後葉を落とし休眠。
初めての実生なので、これが休眠なのか枯れてしまったのかよくわからず、かなり心配しました。
よーく観察してみると、既に木質化している茎が水を吸って膨らんだり、またしぼんだり…と言う動きをするので生きてはいるみたいだなと…
茎が膨らんだときにひび割れた表皮の奥に見える、薄緑色。
これが生きている証と信じて、少し乾かし気味に管理してました。
そして5月。
初旬頃から緑が芽吹いてきて、一安心。2022年5月22日にはこんな感じ。
そこからさらに3週間ほどでこんな感じ。
ミツバかな?鍋に入れて食せそうですが・・・
もう少し大きくなると葉数がもっと増えて、山椒の葉を大きくしたみたいな奇数羽状複葉になるようです。
茎…というか幹?の部分は小さいながらも結構変化のある個体もあって、なかなか頼もしいですね。
カッコイイ樹形に育ってほしいなぁ。
・・・と思っていたんですが、そんなに成長もせず2022年10月頃には葉が落ち始め、11月後半にはほとんどまるぼうず。もう眠る直前と言った体に。
部屋の中は結構暖かいはずなんですけどね。
うーむ。
もっと早く大きく育てたい。
ならばまた温室に入れてみよう。
暖かくして芽吹かせ、そのまま冬越えさせよう。
と言う事でやってみた物です。
ここまでが前置きです。
長くてすいません。
で、本題。
ボスウェリアサクラ 温室に入れてからの動き
温室に入れて温めた甲斐があって、12月に再度芽吹きはじめました。
で、実際に温室に入れてからの動きをタイムラプス動画にしてみました。
無駄にBGM付きですので、音量にはご注意。
12月~4月の5ヶ月間、ほぼ毎日写真を撮っていたので、それを繋げたものです。
ほとんど葉のない状態から、芽吹いてどんどん葉が出てくる様子がわかります。
定点で撮影できたらもっとクオリティの高い映像になるんでしょうけど…そこはご容赦を。
でも、ボスウェリアサクラの成長を微速度撮影したタイムラプス動画なんてどこにもないと思うので、希少映像なんじゃないですかね。
知らんけど。
4月に入ると、ミツバがイツツバに!やっと羽状複葉になりました。
一旦スイッチが入るとばーっと成長し、少し休んでまたばーっと成長するみたいな動きをしますね。
温室の環境的にはこんな感じです。
- 6時半照明点灯 18時消灯
- 昼間の温度28度~32度
- 夜間の温度20度~24度
去年の温室よりも2度ほど高い設定にしてみました。
利用しているライトはこちら。このライトの熱だけで温室の中が32度くらいになります。
この真夏のような環境で、ボスウェリアサクラはもちろん、パキプスやコミフォラ達、アデニウムなんかも寝ずに新芽を出してくれています。
やはり温度が重要ですね。
でもパキポディウム達は同じ環境でもなぜか寝てしまいます。何でだろう???
もっと熱くした方が良いのだろうか。
怖くて出来ないけど。
そのうちまた実験してみようかな。
と言う事で今回はここまで。
ではまた!
2 Comments
Add Yours →こんにちは
韓国で猫ランタンさんのポストいつも楽しく見ています
翻訳機を使っていることを理解してください
桜の墓をいつ個別の植木鉢に移す計画ですか?
猫ランタンさんの文章を見て、私もサクラの種まきを真似しています
何卒ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます
韓国からありがとう!
Boswellia sacraは、個別の鉢にはまだ移さず、その代わりもっと根を伸ばせる深い鉢に変えようと思っています。
苗がそれぞれもっと大きくなったら、個別に植え替えます。
Boswellia sacraの育成、がんばってください。