発芽率が激低いボスウェリア サクラの実生に挑戦
またやっかいな物に手を出します。。。
ボスウェリア サクラ(Boswellia Sacra) フランキンセンスの木です。
フランキンセンスというのは乳香の事で、香水の材料になったりします。
かの有名な東方の三賢者の一人、バルタザールがキリスト誕生に際して送ったと言われる、その乳香です。
そして、こいつの発芽率が…7%~15%らしいんですね。
これはヤバそう。
パキプスでさえ発芽率33%だったのに。それの更に半分以下の発芽率ですよ。
まぁ、わかってて種子購入しているので、覚悟の上です。
下準備
これが、ボスウェリア サクラの種子です。なんかサメの歯みたいな形ですね。。。
まず、メネデール + ジベレリン液に一昼夜漬けます。
種が水をはじく感じなので、きちんと濡れるように棒などでつついて沈めます。
それでも浮いてますが、時間がたつと沈むと思います。
用土はこんな感じ。
盆栽混合土(極小粒)8 + 燻炭1 + 有機石灰(牡蠣殻石灰)1 + マグァンプK極少量
※プランテーションイワモトさんのは量多いので気をつけてください。品質はとても良いのでオススメです。
いつもの用土に加えて、牡蠣殻を加えてます。
これは緩やかにアルカリ性の土にするためで、自生地に合わせています。
とはいえ、アルカリ土壌に育つ植物が、酸性土壌でより良く育つという事例も結構あるようなので、あんまり気にしなくて良いかもしれません。。。
プラ鉢の底に軽石を入れて、鉢の7分目くらいまで用土を入れ、鉢の下から出る水が透明になるまでジャブジャブ水をかけて微塵抜きしておきます。
播種
用土の上に種を置き、バーミキュライトで覆土します。
今回も実験のため、パキプス播種した時の煙バーミキュライトで覆土するものと、普通のバーミキュライトで覆土する物の2種類やります。
煙の効果についてはこちらに詳しく書かれています↓
・山火事の後には種子発芽が盛んに – Nature Communications
・煙に目覚める植物
覆土はうっすら種が見えるくらいの感じにしました…
煙バーミキュライトづくりはこちら↓
霧吹きでバーミキュライトを充分湿らせて、保温します。
パキプスの時と同じく、スイッチボットの温湿度計とスマートプラグでヒーターをON/OFFして温度管理します。
温室内が25度を下回るとヒーターON、30度を超えるとヒーターOFFに設定してあります。
ちなみにこの温室もDIYしました。結構見た目良くないですか?
室内用シンプル温室です。
アルミフレームとプラダン組み合わせるだけなので、超簡単にできるんですよ。
プラダンは安いですし普通のカッターで切れるので、加工はメチャ楽です。
前面はアクリルの引き戸になっており、簡単に中にアクセスできるようにしてあります。
本題に戻りまして…、ボスウェリアサクラは数週間で発芽するそうなので、暫く待つ感じですね…
と言いつつ恐らく4、5日で出る気がします。
コミフォラやパキプスの時もそうでしたが、硬実種といっても長い時間かかるヤツがいると言うだけで、早いヤツはだいたい一週間以内に芽が出る印象です。
そうそう、奥の手忘れてた。
はい、今回もこれで絶対芽は出るでしょう。
パキプスは3日で芽が出ましたが、ボスウェリア サクラはどうでしょうか。
ではまた。
6 Comments
Add Yours →Thank you for sharing your passion and knowledge with the world.
you’re welcome☺
I have read so many posts about the blogger lovers however this post is really a good piece of writing, keep it up
Thank you for visiting my blog.
Updates are irregular, but please come back from time to time.
whoah this blog is wonderful i really like reading your articles. Keep up the great paintings! You realize, a lot of people are hunting round for this info, you could help them greatly.
thank you for reading. I hope this blog has helped you.