にっくきハダニをやっつける方法を紹介します

とても元気で、どんどん新しい葉っぱを出してくれるカラテア ビューティフルスターですが、一つ問題があります。

それは、ハダニ

気持ち悪いので写真は載せませんが、なかなかの量のハダニが巣くってまして、パイベニカ吹きかけたり、パイベニカを染みこませたティッシュで葉を拭いたり、シャワーを勢いよくかけて洗い流したり、終いには慣れてしまって指でプチプチ潰したりしたんですが、全滅させることができず…

上記の対応で一時的には減るんですが、気がつくとまた増えてる…の繰り返し。

元々ハダニのいなかったカラテアファッシアータやカラテアロゼオピクタロージーにもハダニが発生…

そしてついには、ステファニア ピエレイや、ドルステニア ギガスにまで…

どんどん広がっていっている…

これは非常にマズい!

と言う事で、ハダニ殲滅作戦を遂行します。

ハダニ殲滅計画

作戦立案に際し、敵をよく知らなければなりません。

ハダニにも効くと書かれているパイベニカがなぜこうも効かないのか。
ハダニ対策として、どんな薬があるのか、色々調べました。

で、出した結論。
以下の三薬剤で殲滅できる、と確信しました。

ダニ太郎(のめません。)

バロック(のめません。)

コロマイト(書いてないけどのめません。)

これで、にっくきあヤツらをやっつけます。
商品のリンク張っときますね。

created by Rinker
住友化学園芸
¥973 (2024/12/12 01:54:09時点 Amazon調べ-詳細)
created by Rinker
住友化学園芸
¥1,136 (2024/12/12 01:54:10時点 Amazon調べ-詳細)
created by Rinker
エムシー緑化
¥813 (2024/12/12 01:54:11時点 Amazon調べ-詳細)

どうしてこれで行けると思ったのかを簡単に説明します。

まず、ハダニがいなくならない理由から。

ハダニは世代交代が早いために、薬剤耐性をすぐに身に付けてしまう性質があるのだそうです。つまり、パイベニカはもう効かなくなっていたんですね。
パイベニカ自体が優しめの天然成分殺虫剤なので、もうすぐに耐性つけられちゃったんでしょう。。。

そして卵には効かず、一時的にいなくなったように見えても、後からどんどん生まれてくると。

これでは永遠にいなくならないですね。。。

で、上にあげた3薬剤は農薬に分類される物でして、人体にも植物にも薬害が出る可能性があるので、きちんと用法・容量を守って使う必要があります。
その代わり、ハダニに特化して効果を発揮する物なので、天然成分総合殺虫剤のような優しさはありません。

ハダニ絶対コロスマンなわけです。

それを3つも用意しているワケは、前述のハダニの薬剤耐性対策です。

各薬剤の説明書にも書いてあるのですが、同じ農薬を連続で使ってはいけません
ハダニが薬剤耐性を身に付けて強くなっちゃうから…。

恐ろしいですね。。。
万一生き残ったハダニがいる場合、そいつにはもう同じ農薬は効かなくなっちゃうんです。

よって、有効成分の異なる農薬3段構えで対処し、確実に仕留めると。
先鋒の攻撃で殲滅できず生き残りがいたら、次鋒の出番。さらにそれでダメなら中堅…という感じで薬剤を変えて対処するわけです。

副将、大将は用意してませんが、通常3薬剤あれば殲滅できるようです。

ちなみにダニ太郎は、ハダニ全般、卵、幼虫、成虫にまで効果を発揮します。
バロックは、卵、幼虫に強い効果を発揮しますが、成虫への効果は遅効性となっており、効果が弱いかわりに残効性に優れ長期間ダニの繁殖を抑制します。
そしてコロマイトは卵、幼虫、成虫全てに効果があるタイプで即効性です。

使う順番としては、

先鋒:ダニ太郎「うぉりゃあぁ!みなごろしじゃー!」

次鋒:バロック「じわりじわりと弱らせてくれる」

中堅:コロマイト「殲滅!!」

って感じですかね。

ハダニ殲滅作戦開始!

先鋒、ダニ太郎。

ハダニに特化して、成虫はもちろん卵や幼虫にも効く、一族郎党まとめて血祭りにあげてやる…的なハダニ専門の殺し屋です。

なんたって「ダニ太郎」ですから。

ダニに効かずしてなぜその名を冠す!って話ですよ。

加えて、薬剤の効果を高めるダインも投入します。

ダインは殺虫剤ではなく、薬剤がダニや葉にくっついて良く留まるようにするための展着剤…、糊のような物です。

created by Rinker
住友化学園芸
¥690 (2024/12/12 01:54:12時点 Amazon調べ-詳細)

ダインを利用することでダニ太郎がハダニにべっとりくっついて、殺虫効果を高めるんですね。

これを利用しない手はないので使います。

説明書の用法通りダニ太郎を水で希釈して、ダインも規定量添加し、よーく攪拌します。

バスルームにカラテア各種とドルステニアギガス、ステファニアを設置して、薬剤を霧吹きで噴霧します。

換気扇を回しながら、自分がその薬剤を吸い込まないよう注意しながら、まんべんなくビタビタに吹きかけます。

そしてそのままバスルームに半日放置。

薬剤があらかた乾いてから植物棚に戻しました。

1日後の結果

各鉢の葉裏などを入念に観察します。

すると…

なんと…

まだハダニがいる。。。

ダメなのか!?ダニ太郎。

まさか、ダメ太郎なのか???

ただ、よくよく見ると様子がいつもと違う。

多くが糸で葉からぶら下がっている状態。

特に動きもしない。

ハダニは蜘蛛の一種なので糸を出すんですが、その糸で葉から離れようとするかのようにぶら下がっているんですね。

少し揺らしてみてもピクリともせず

返事がない ただのしかばねのようだ

どうやら効いているようです。

3日後

動くハダニの姿はありません。

ハダニの残骸というか恐らく卵なんですが、白い粉を吹いたような物が葉裏の主葉脈近くに散見されます。ただ、動くダニはいません。

1週間後

変わらず動くハダニは見かけません。

これは…、恐らくハダニ殲滅成功です。

ダニ太郎一発で殲滅。

先鋒強すぎ。この先一週間ダニが出なければ、勝利は確定でしょう。

2週間後

ハダニ殲滅作戦成功を確信しました。

長きにわたる戦いに終止符です。

バロックとコロマイトの出番がありませんでしたが、もしこの先ハダニが出ても、すぐに次の薬を投入できるので、安心感が違います。

ダニを潰す日々から解放されました!

ありがとうダニ太郎。

ダメ太郎とか…ちょっと疑ってごめんよ。

ハダニに悩まされている方、ダニ太郎オススメです。

コメントを残す