DIY関連の道具が色々と増えきており、まとめて収納できる場所が必要になってきました。

今までは寝室兼、仕事場兼、植物置き場でDIYもやってたんですが、さすがに狭くてどうしようもなくなってきたので、意を決してリビングの一角、窓際のあたりをDIY作業場にしようと思います。

とは言っても、窓際の一角をまるまる潰してしまうのではなく、DIYしないときはコンパクトに片付けられるようにしようと思います。

ということで、

DIY作業場づくり ~収納戸棚編~

やっていきます。

収納戸棚の設計

まずは入れたいモノのサイズを洗い出します。
納めたいのはこいつら。

  • ベルトディスクサンダ 約17kg 重いので一番下に置く
  • スライドマルノコ 約9キロ 重いので下に置く
  • 充電式マルノコ
  • 充電式トリマー
  • レーザー墨出し器
  • ドリルドライバー
  • インパクトドライバー
  • 鋸やカンナ、玄翁、手動ドライバー、プライヤーなど手動工具一式
  • 定規や差し金、スコヤ、クランプ、ノギスなどのツール一式
  • 電動工具の各種ビット、ネジ、塗料、サンドペーパー、接着剤など消耗品一式

山盛りです。

で、一番大きなスライドマルノコと、ベルトディスクサンダがマストで収納できないとだめなので、この2つの工具サイズを基準に設計していこうと思います。

洗いだしたモノ全部は入りきらないような気がしていますが…まあそれでもよく使うモノを収納して、戸棚のすぐ前に設置する予定の作業机ですぐに利用できるようにできたら便利だなと思っています。

例によって例のごとく、まず3Dで起こします。

先に書いたとおり、必須で収納したい大物の道具サイズでキューブをつくり、それらが収まる大きさの戸棚として設計しました。

収納戸棚を大きくしすぎても邪魔になるので、ギリギリを攻めます。

そして棚はスライドレールで前に引き出せるようにします。
高さのちょうど真ん中にある棚は固定して強度を確保し、それ以外はスライド棚板仕様です。

同じく、右側に貼ってある有孔ボードもスライドレールで引き出せる仕様。

重いモノを前に引き出すと戸棚が前に倒れちゃうと思うので、壁固定必須ですね。

一番下のベルトサンダー17kgは、引き出す棚自体にキャスターを付けておいた方が良いかも。。。
このあたりは作りながら対応して行きます。

で、こんなのを無垢材で作るとバカ高くなっちゃうので、骨組みを細い角材で作って、外側に薄い板を張って体裁を繕います。いわゆるフラッシュ構造の板を自分でつくるわけですね。

内側は特に見た目を繕う必要も無いので、薄板も貼りません。
下地むき出しですが、下地の位置が見える方がいろいろと便利ですし。

で、左側の内壁にLEDテープを貼って、内部を照らせるようにします。

モノが入ったら光が遮られてあまり明るくならないかも知れませんが、光らないよりも光る方が断然良いと思うので、そうします。

では、作っていきましょう。

外側の箱を作る

まず、収納戸棚の大外枠から。

側面のフラッシュ構造板の骨組みを杉材でつくります。
そして、外側になる面に5.5mm厚のヒノキの合板を貼り付けます。
木材の接合はネジ・釘等を使わず、全てゴリラボンド。

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背板がはまる溝をトリマーで彫って側面板完成。

ヒノキの木目がきれいなのでこのままでもいいかなと思ったんですが、部屋の他の建具の色に合わせてワトコオイルのエボニーで塗装します。

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ワトコを塗った後、なんとなく質感が気に食わなかったので上から油性ニスのつや消しクリアで再塗装しました。

最上部の天板は桐材。これもワトコで塗装。

底板は18mm厚のラワンベニヤ。これに低床キャスター用の穴を掘ります。

低床キャスターのドーム状の部分が直径60mmなのですが、持っているホールソーの最大径が50mmだったので足りません。

そこで、まずホールソーで50mmの穴を開けてから、穴の入り口をトリマーの面取りビットで広げます。

それでも低床キャスターのドーム部分が収まらず浮いてしまうので、穴の径をストレートビットで拡張。

見えない部分なのでガイドなどは使わず適当に広げました。💦

こんな感じで一応キャスターが収まる穴が5つ掘れました。

中に入る物が結構重量あるので、四隅だけでなく、板の真ん中にもキャスター付ける感じです。

自分で上に乗ってみた限りでは強度的には大丈夫そう。多少ミシミシ言いますが…

キャスターをネジ止めし、ベニアで反対側に蓋をして完成。

で、このすぐ上に20kgのベルトサンダーを置くスライド棚板が付くんですが、重量で棚板が下にたわみそうな気がするので、たわみ止めのためにボールキャスターを真ん中に付けておきます。

板がたわんで下がろうとしても、ボールキャスターが支えてくれるのでそこで止まるというすんぽー。
これも穴を掘ってはめ込む形になっています。

内部照明のLEDテープ取り付け

箱状にくみ上げてしまう前にLEDテープ一式を取り付けます。
こちら、LEDが2列並んだタイプのとても明るいLEDテープです。

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これを左側面板の内側に縦一往復させます。

予め杉材の骨組みにLEDテープが通るための穴を開けてあるので、ここにヒートシンク用のアルミプレートとLEDテープを設置します。

ヒートシンクはちょっと大げさかもしれないんですが、この2列のLEDテープ、明るいだけあって結構発熱するので、放熱に気を遣っておくと長持ちするんじゃないかなと思います。

押しボタン式のスイッチを外側に付け、調光コントローラーを戸棚の内側に設置します。

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スイッチを押すと中の照明が付く仕組み。

この左側のスイッチ、2個入りで安かったんですが、1つ問題がありまして…

説明書が付いてないんです。

仕方なく、ほかの同じような製品の資料を参考に配線を試しながらやる羽目になりました。
配線方法は解明できたので良いのですが、説明書は付けて欲しい。。。

久しぶりにハンダゴテを使いまして全ての接続を行い、コードは細いモールに入れて隠して、こんな感じになりました。

まぶしいっ!

すごい光量。ちょっとオーバースペックかな。
まあ、暗いよりはいいでしょう。

調光コントローラーもちゃんと機能しています。

これで一応収納戸棚の外側、上下左右を構成するパーツが揃いました。

やっと組み立てに入れます。

箱の組み立て

大外を構成するパーツを下から順に組み立てます。

キャスターが付いた底板と側面板をネジ止めし、下段の背板になるベニヤを溝に挿入。
真ん中に固定する棚板を、鬼目ナットとボルトで組み付け。
上段の背板ベニアを挿入して最後に天板をネジ止めして外側完成。

背板のベニヤが歪んでてうまく入らなかったり、固定棚板の鬼目ナットとボルト穴の位置で苦労したり、戸の仕組みを作るのに必要なパーツを買ってきたり、その追加加工だったりなんだりかんだりで、組むのに丸1日かかりました。

やっと形になってきたな。。。

一応点灯テスト。

うん。明るいですね。

庫内がこれだけ明るければ、奥の方に何があるかライト持ってきて照らすみたいな事をしなくて済みますね。

さあ、長くなってきたので、一旦ここで区切ります。

次回は、スライド式の棚板の組み込みと、戸(の代わりになるもの)を作って完成までいけるはず。

と言う事で、またね!

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