最近多肉熱が暴走している私ですが、暴走ついでに手を出してしまったのが、
コノフィツム・ブルゲリ
です。
ググればその特異な姿を確認出来ると思います。
「宝石」のような…とよくいわれますが、どちらかというとグミみたいな感じですよね。
なんかちょっと美味しそうな植物。。。育ててみたい…
と言う事で種子を手に入れましたので、実生に挑戦します。
こちらが種子ですが、一緒に写っている爪楊枝の大きさからも解るとおり、極小です。
気をつけないと、包み紙がペコッと少し跳ねただけで、全部無くなります。
こんなのどうやって播種するの???と言う事で、偉大な先人達の残した記録をネットで読みあさり、勉強しながら播種して行こうと思います。
用土の準備
配合はこんな感じにしました。
盆栽混合土極小粒 4
アイリスオーヤマ 培養土 ゴールデン粒状培養土 2
プロトリーフ ブルーベリーピートモス 2
赤玉細粒 1
燻炭 1
赤玉細粒は混ぜ込むのではなく、用土の表面を3ミリ程度覆う感じです。
ブルゲリは暑さと蒸れに弱く、そのくせ充分な水分と光を要求するという無理ゲーな存在らしいです。
ただ、人によっては違うことが書かれているので、こればっかりはやって見ないと解らないですね。。。
作戦としては、ピートモスで用土内の水分保持をある程度確保し、表土は赤玉細粒で保湿と乾燥のバランスを調整する…と言う方向で行きます。
実生1年目は乾かさず湿度を一定以上に保つ方が良いらしいです。
まあやって見ないとわからないので、やりながら色々調整していこうと思います。
鉢の準備
今回使うのは、いつものプラステラ鉢ではなく、ダイソーのプラケースです。
写真手前側のプラケースが今回の鉢です。
蓋付きなんですが、それを外して底にドリルで水抜きの穴を開けました。
種が40個近くあり、普通にプラステラに撒くと2鉢以上必要なので、まとめて蒔けるようにしたかったのと、蓋付きであること…この蓋が重要なんです。
発芽するまで種を乾かさないようにしないといけないので、水分の蒸発を防ぐために鉢にサランラップかけたりしますよね。でもあれ、かなり取り回しが面倒じゃないですか。
もっと楽に出来ないものかと思って思いついたのが、この蓋付きプラケースというわけです。
底にネットを引いて、軽石を敷き、用土を入た状態がこれ。
左隣は同時に実生するパキポディウムエニグマチカム用の鉢です。
さらにこの上に赤玉細粒を薄く敷き、水をジャブジャブかけて微塵抜きしておきます。
播種
いよいよ播種します。
適当にパラパラと撒いてもいいんですが、種同士が重なって撒かれてしまうとあまり良くないようなので、きちんと一粒ずつ蒔いていこうと思います。
ただ、種子が極小で手では蒔けないので、爪楊枝を使います。
爪楊枝の先端をカッターで削って更に鋭くとがらせ、水に濡らします。
その楊枝の先端に種子を一粒くっつけて蒔く!と言う作業を40回繰り返せばいいわけですね。。。
楊枝の先端に種をくっつけるとこんな感じ。
ちまちまと蒔きます。
ちまちまちまちまちまちまちまちまちまちまちまちまちまちまちまちま…………
ちまちまの途中で、集中しすぎて異世界に転生しそうになりましたが、何とか蒔き終えました。
表土の赤玉細粒に種をくっつけた感じです。
よーく目をこらさないと、種がどこにあるかわかりません。
細かいミストになる霧吹きで、水を遠めから充分にかけて蓋を閉じます。
水を勢いよくかけたりすると、種が流れて用土の奥の方に入ってしまうので気をつけてください。
だいたい1週間から2週間くらいで発芽するそうなので、待ちましょう。
温室には入れず、室温(18度~23度)で管理します。
湿度が高い状態を保つので、ベンレートの常備は忘れずに。
播種日は2022年2月20日です。
2日後の状態
2022年2月22日
特に変化は無いですね。
種が吸水して、少し大きくなったので視認しやすくなりました。
このプチッとしたのが種子です。
発芽したらまたお知らせします。