塊根植物すごいですよね、あの姿。
ほしいなー、と思って値段を見てびっくり、塊根部がどっしりと立派に育っているモノは数万円からの値段がついちゃってます。
調べてみると、小さい(実生)モノは数千円からあり、種は一粒数百円…
よし!ならば一番安い種から育ててみようということで、パキポディウム グラキリスとパキポディウ ムブレビカウレ(恵比寿笑い)の実生にいきなり挑戦しました。
結果を先に言いますと、パキポディウム グラキリスが4つ、パキポディウム ブレビカウレが6つ育っています。発芽率は6割くらいで、芽が出た後にダメになったのが2割くらいあり、現在の数になりました。
パキポディウムの発芽条件は、以下の通りです。
- 20度以上の温度(25度以上あるとより良いらしい)
- 光が当たること
- 高湿度(種子が常に濡れた状態であること)
条件が揃えば3日くらいで発芽します。ただ、気をつけなければいけないことが一つ。
湿度を保つことにこだわりすぎてはいけないと言う事です。
湿度が高く、空気が動かない状態だと高確率でカビます。
数々のブログ・動画を参考にさせて頂きまして、ベンレートで種を殺菌、用土も熱湯消毒、その上でMUJIのポリプロピレン衣装ケースに水を張って、種をまいたプラのスリット鉢を漬け込む腰水管理をしたんですが、見事にカビました。
念入りに殺菌しているから大丈夫だろうと高をくくっていた自分が間違いでした。そんなことはお構いなしにやつらはやってきます。
糸状のカビが種子から放射状に伸びているのを発見したときは、ちょっと心臓がキュッとなりました。
まさかうちの子に限って…と。
カビた種は用土ごとえぐり取って処分し、なんとか現在の数が生き残りましたが、いくつかの苗には恐らくカビの影響である、黒斑病の兆候があり、治療している最中です。
発芽したパキポディウム達。茎部分がすでに太く、親の面影がありますね。
発芽してから4ヶ月ほどたった現在、グラキリスの方は幹の色が象の肌のような灰色になり、塊根植物らしいぷっくりした姿になってきています。
ブレビカウレの方は、大きさがまちまち、姿も色々で個体差が大きいですね。
ピクミン?みたいな感じのヤツもいます。
実はこのブレビカウレ、疑惑のブレビカウレでして。。。
本来黄色い花が咲くらしいんですが、これは白花タイプの希少なブレビカウレである…と種の説明に書いてありました。でもそれってブレビカウレじゃ無くてエブレネウムなんじゃないか…って言う疑惑があるんですよね。
まあでも大切に育てていこうと思います。
今後どのように育っていくか、不定期ですが状況をお知らせします。