ストームグラスをご存じでしょうか。
天気管、気象管ともよばれ、その名が示す通り天気予報してくれるアイテムです。
こちらAmazonで2800円くらいのときに買いました。
ガラス管の中に透明な液体が入っており、その日の天気によって中の結晶が様々に変化します。
鳥の羽のような結晶や、雪の結晶状のものができたり、時には全体が結晶で白く濁ったり…と日々変化するので、なかなか面白いものです。
かと言って、特にこれで天気を知りたいわけではなく、デスク上のオブジェとして雰囲気が良いので置いている感じです。
ガラス管に満たされた無色透明な液体と結晶……、そそるでしょう?
中二心がうずきます。
ただ、もうちょっと何とかしたいなと思っているんです。
デスクにはスピーカーやキーボード、液晶ディスプレイなど、黒いモノが色々置いてあるので、そいつらに負けて、ストームグラスの存在感がうっすーーーくなってしまっている。。。
そこで今回は、こいつをカスタムして存在感マシマシしにしてやろうと思います。
ガラス、透明な液体、結晶…に存在感出させるには…
ライトアップですね。
木のベースの中からガラス管に光を当てて、結晶が発光しているみたいな感じにしたいと思います。
では、やっていきましょう。
木のベースにLEDテープを入れられる空間を作る
まず、この木のベースにLEDテープを設置できる空間を作らないといけません。
現状では、ストームグラスが刺さる貫通していない穴があるだけなので、その開口部はそのまま活かして、奥にLEDが入る空間を作ります。
具体的には、ベースの裏から大きな穴を掘って空間を作ります。
断面図はこんな感じです。
Amazonで買ったホールソーセットの直径50mm。
まずはこれで裏から穴を掘ります。
掘ります……が、ホールソーの用途がわかっている方は言わずもがな…
貫通しない穴をホールソーで掘るって考えがそもそも間違いなんです。。。
ホールソーは、穴の輪郭を掘り進めて裏側まで貫通させ、なかみごとくりぬくものです。よって、今回のように貫通させずに途中で止める場合、中身が丸ごと残っちゃうんですね。。。
最初に穴の大きさを決める一番大きなホールソーを使ったので、掘った溝がガイドになって何とか内側をあの手この手で掘り進められましたが、本来はボアビットを使うべきだったんです。
当時ボアビットとホールソーの違いがよくわかっておらず…皆さんも気をつけてください。
- 貫通する大きな穴を空けるのがホールソー
- 貫通しない大きな穴を掘るのがボアビット
です。勉強になりました。
ということで色々と苦労しながら、ムリヤリな感じでとりあえずLEDを入れられる空間ができました。
新しい角材買って、ボアビットで穴を空けた方がきっと早かったなと今は思います。。。
表面とLED設置空間の処理
ベースの形はコレでOKなので、表面処理します。
つや消しの水性ウレタンニスで、木目や木の質感を活かしながらつるつるにします。
穴の中は光が乱反射するよう、シルバーのスプレーを吹きます。まぁ気休めです。
こんな感じ。結構ちゃんと銀色ですね。
シルバースプレー塗装は乾いた後も触ると銀の粉がつくので、クリアのラッカーを吹いて定着させます。
底蓋の制作
次に、底面のフタ兼、反射板兼、装飾用のアクリル板を加工します。
3mm厚の透明アクリル板を木のベースと同じ大きさに切り、ミラー調スプレーで鏡にします。
このミラー調スプレーは、手軽にアクリルミラーが作れるので便利なんですが、塗膜はとても剥がれやすく耐久性がありませんので、使用時は注意が必要です。
アクリル板のエッジまでミラー調スプレーを吹いてしまうと、エッジ部分から剥がれてくるので、アクリル板のエッジから5mmほどマスキングして余白を作った状態で、ミラー調スプレーを吹きます。
で、2、3度吹いてミラーができたらマスキングテープを剥がし、裏面全体を水性ニスでコーティングします。
これで一応剥がれにくくなります。
もう一つ注意点として、ミラー調スプレーの塗膜コーティングには、必ず水性のモノを使ってください。ラッカー等の有機溶剤が入ったモノを使うと、塗膜が浸食されてせっかくのミラーが曇ってしまうんです。
私、一回コレで失敗しました。気をつけましょう。
こんな感じで底蓋ができました。
あくまで「ミラー調」なので、本物の鏡のようにはならず、少し白く曇った感じはありますが、ちゃんと反射します。
これでLEDの光を効率的にストームグラスへ照射できます。
アクリル板のエッジ部分は粗めのサンドペーパーで磨いて、すりガラス調にしてあるので、漏れた光がエッジで拡散して、きれいに光るはず…
LEDテープの設置
ではベースにLEDテープを仕込んでいきます。
このLEDテープはPCデスクの裏に貼ってあるモノと一緒でして、2,000円くらいで購入したものです。
手頃な値段にもかかわらず、5mが2本、合計10m分のLEDテープが入っており、RGB点灯且つWi-Fi対応、スマホアプリ連携、AlexaやGoogleHome連携までできるという超コストパフォーマンスの高い商品です。
PCデスクに5mを1本使い、残りの1本はまるまる余ってました。
それを切って使います。
ベースに入れるのにちょうど良いところで切ります。
カットできる箇所が決まっているので気をつけましょう。
一応点灯テスト。
問題ないですね。
これをベースの中に仕込みます。
こんな感じ。
端子の部分は木のベースを削ってはめ込み、エポキシパテで固定しました。
ストームグラスをさして、アクリルの底蓋の上にのっけて点灯テストしたところ、イイ感じだったので、底蓋も接着剤で固定しました。
完成!
光らせるとこんな感じ。
昼間でも結構な存在感。
七色にフェード!
まさにゲーミング!!
Alexaから指示することもできます。
デスク裏LEDと同じコントローラーなので、光の色が同期してます。
まあ普段は電球色~昼白色ぐらいまでしか使わないんですけど…、気分によっては紫とか青も良いかもしれません。
かなり存在感が増しました。
より中二っぽくなり、満足です。
おうちにストームグラスがある方は、ちょっと加工して光らせてみるといい感じになりますよ。
是非やって見てください。
ではまた!